風景喫茶

備忘録(風景喫茶より)

2008-09-26から1日間の記事一覧

雨灯篭 弐

青年の名は日野といいます。父は専門学校の美術教師を勤めていて、彼はそこの学生でした。父は西洋画専攻で、日野さんは日本画でしたけれど、お互い年齢も領域も超えて響くものがあったらしく、出会って一年程はよく家にもいらしって、応接間で二人、葡萄酒…