風景喫茶

備忘録(風景喫茶より)

banana defender

「りーくんね、ばなな、おいしくないって、いったんだよ」

「えー、そうなの?りーくんバナナ嫌いなんだ?」

「んん、ばなな、おいしーよね」

「おいしいよねえ」

「ばなな、おいしくないっていったら、ばなな、ないちゃうよねー。

ばなな、えんえん、て、かなしーよー、てないちゃよね」

「うん、泣いちゃうな。そりゃ泣いちゃうよ」

「ねー、ばなな、おいしくないっていったら、ばなな、おこっちゃうよね。

ばなな、あぷぷぷっ、っておこっちゃうよねー」

「そりゃ怒るさ。バナナだって」

「ばなな、ちびちゃんが、まもってあげないとねー。ちびちゃんいるから、だいじょうぶよー、ってねー」

「そうだな。ちびちゃんがバナナ守ってやらんとな」

「な!」

実は、ママもあんま好きじゃないんだけどさ、バナナ。ごめん!

バナナのことは君に任せたぞ。