今見た夢
百貨店の靴屋で待ち合わせをしている。
まだerしか来ていない。erは片っ端から靴の試着をしている。
「私たちはみんな遅刻ばかりだったから」
そわそわする私を振り向いて言う。時間通りに来るわけないじゃん。
tから電話がかかってくる。
「みんなそろそろと思うけど。まだ集まってないよなあ」
「集まるわけないじゃない」
「大丈夫か?お前ら生まれたときからの知り合いだもんな」
お前らというのはどうやら私と**のことらしく、私たちは**の葬儀の為に待ち合わせをしているのだった。
生まれた時からの知り合いではないとtは知っているはずなのに何言っているんだろう。
「取りあえずもうすぐ俺らは着くから、**の出迎えはお前頼むな」
くれぐれも気を落とすな、と、電話は切れた。**の葬儀なのに、当の本人もやってくるというおかしな状況を、夢の中の私はすっきりと納得している。
地下の駐車場で車を待つ。ほどなく白いセダンに乗った**が来る。数年ぶりだけれど会話は滞りなく進む。葬儀の本人だというのに違和感も何もない。
「夫の実家ではゴイサギがよく見られるんだよ」
「へえ、じゃあ田圃があって餌が豊富なんだな」
地下の駐車場が一面田圃に切り替わる。
※目が覚めて久しぶりに**と夢の中でも会えて嬉しいのだけれど「葬儀」というキーワードが引っ掛かってなんだかざわざわする。凶夢は吉というから、まあいいか。**は長生きすることであろうよ。